グローバル杜会に生きる日本人にとって外国語(英語)習得は不可欠である。異文化に触れたり、他国の人々との交流を通して、異なるものに対する寛容性、柔軟性を身につけなければならない。また、外国人との相互理解を深めるためには、積極的なコミュニケーショソ能力が必要とされている。小学校の英語教育では1)異文化の存在を認め、尊重する、2)他国の人々と積極的にコミュニケーションを図る態度、3)そのような人々とのコミュニケー ションを可能にするための基礎的な英語力、を育成することが望まれる。1~6学年では週2時問程度の英語教育が実施されるのが理想だと思う。6年間で達成させたい指導目標を、次のようにまとめてみた。なお、学習者の発達段階や言語習得上の特徴を踏まえ、意識的な学習よりも自然な習得を大切にし、「聞くこと」「話すこと」を徹底的に重視した音声中心の指導目標を設定している、音声中心の指導・学習効果を高めるためには文宇を100%排除するのでなく、学年が進むにつれ「読むこと」「書くこと」にも段階的に親しませることが大切であると考える。
1) 指導目標
- 外国語の学習や外国人との交流などを通して、日本と諸外国の文化、価値観などの共通する点と異なる点を知り、お互いを尊重する態度を育成する。
- 英語学習をとおしてコミュニケーションを図る積極的な態度を育成する。
- 英語の音声に慣れさせる。
- 簡単な会話や話などを聞き、概要・要点を把握する力を身につけささる。
- 基本的な語句や文、慣用表現などを使って、簡単な会話や自己表現力を身につけさせる。
- 基本的な単語や文を読むことに親しませる。
- アルファベットや基本的な単語の綴りを読むことに親しませる。
- 英語以外の言語および文化にも目を開かせる。
2) 低学年の到違目標
- 児童の好奇心、興味を喚起するような「ごっこ遊び」やゲームを利用したり、体を動かしたり、絵を描いたり、動作をつけながら歌を歌ったりする活動を取り入れた指導をする。
- 文字の提示を控え、具体的な場面や写真、イラストの提示などを通して、具体的なイメージとして場面を把握させながら、音声に重点を置いた指導する
- 単語レベルの提示・学習だけでなく、文のレベルの提示・学習ができるように、場面の設定を含める。
4) 4年生の到違目標
- 歌、リズム遊び、ゲーム、全身を使った活動を通して、音声としての英語に慣れる。
- 語句や文を聞いて、日本語を介さないでその意味をイメージできる。
- 自分や友達、家族およびその他の身近な事柄について、簡単な会話に参加できる。
5) 5年生の到違目標
- ライム、チャンツなどを利用した活動を通して、英語の特徴的なリズム、イントネーションを模傲できる。
- つながりのあるいくつかの文を聞いて、その内容をおおまかに理解できる。
- 友達、家族およびその他の身近な事柄について、簡単な会話ができる。
- 文字を読むことに親しむ。
6) 6年生の到達目標
- 外国語の特徴的なリズム、イントネーションで、かなり正確に発話できる。
- 内容的にまとまりのある語や会話を聞いて、概要や要点を把握できる。
- 自分や友達、家族およびその他の身近な事柄について、簡単な会話に積極的に参加し、会話をある程度主体的に進めることができる。
- 読み聞かせなどの活動を通して、読むことに親しむ。
- 文字を書くことや基本的な単語の綴りに親しむ。