教師用レッスンプラン (幼稚園児から小学2年生レベル、3,4年生レベル、5,6年生レベル)
各レベルは36レッスンから構成されており、トータル108教師用レッスンプラン
児童用教材ワークシートが付属されている
教師、保護者用の教材リソースの提供
音声、ゲーム、クイズ、動画などの補助教材が付属されている
英語指導、各学年の到達目標が明確である
教材指導マニュアルの提供
学年別題材・語彙の選定
目的、目標を達成できる配慮されたカリキュラム
異文化教育の視点が明確である
児童の成長・発達段階にあっていること
適切な教授法を配慮したカリキュラム
児童にとって興味深い語、表現が楽しい雰囲気の中で展開されているカリキュラム
リズム優先の発音指導に力を入れた教材
児童が自己表現に必要とする語彙が多く使われている
遊びの要素がカリキュラムに組み込まれている
話題・場面に必要なものを優先にした教材
楽しく学習できる歌、ライム、ゲーム、クイズ、スキット、ピクチャーカード、フォニックス、電子メール、
バラエテイーにとんだアクテイビテイを取り入れている
機能、定法表現・語彙を指導するカリキュラム教材
望ましい教材の具体例
センテンス、単語、異文化理解のセクションを作り、各レッスンで学習するテーマに関わりの深い話題について、異文化学習が出来るように配慮した教材を作成したつもりである。異文化との共通性、異質性が容易に理解でき、異文化に対する興味、関心を多いに高めさせられるようにつとめた。Linc kids Englishは小学校における外国語教育の目的、目標を明確に理解した上、学習者の発達段階、言語習得上の傾向、学習スタイルも十分踏まえたカリキュラムを検討し提案している。
1)目的・目標を達成できるよう配慮されたカリキュラム
望ましい教材の第1条件は、教材製作に当たって「目的・目標を達成できるように配慮されたカリキュラムに沿っていること」である。
2)異文化理解教育の視点が明確であること
「異文化に対する寛容性・柔軟性」を身につけさせるためには、異文化理解教育の視点が不可欠である。それぞれの文化の違いを克服して共生することの必要性を児童に認識させることが、小学校教育の根本的な理念であると考える。
3)児童の発達段階に合っていること
テキストは児童の発達段階に合っていなければならない。年齢により身体的能力・知的能力が異なり、興味・関心を抱く対象も異なる。Linc kids Englishではレベルを3分して、K~2学年、3~4学年、4~6学年と区分し、カリキュラムを作成した。。
4)適切な教授法に対する配慮がなされていること
外国語教育の目的・目標を達成するには、児童に適した教授法を採用しなければならない。Linc kids Englishでは Communicative Approachを採って直接教授法を実践するとともに、Audio-Lingual MethodやTotal-Physical Response(T.P.R.)の指導技術を援用することも必要であると思われる。
5)多様な練習方法を駆使してコミュニケーション活動を行なわせること
Linc kids Englishは機能と文法を導入してから、コミュニケーション活動に至る過程において、多様な練習方法を駆使して、定着させるようなカリキュラムである。意味が不在とされる文型練習も、体を動かすT・P・R・も入門期の児童には有効である。指導項目を含んだインプットを、児童が理解できる範囲内で多量に与えることも大切である。そして、最終的には自発的に自己表現が英語でできるようになり、児童に達成感を抱かせることができる指導案、教材を提供していきたい。
6)児童が自己表現に必要とする語彙を与えて使わせること
児童が自己表現に必要とする語彙を与えて使わせる際、児童の生活体験や興味・関心への配慮を忘れてはならない。さらに、異文化理解に配慮した語彙指導を実践することも必要であろう。語の難易度、頻度、応用性、習得可能数などの観点も語彙を提供する際の重要な判断基準である。
7)リズム優先の発音指導に配慮がなされていること
Linc kids Englishはリズム優先の発音指導に配慮がなされている。コミュニケーション能カの育成のためには、発音指導を軽視することはできない。発音指導においてリズムの認識は非常に大切である。母音や子音が不確かでもリズムがしっかりしている話し方は理解されやすい。英語のリズムの特徴は「強勢拍リズム」とされているが、このリズムの完成には英語圏の子供においても12歳ごろまでかかるそうである。完成の鍵は、強音節における母音の弱化と子音の脱落である。スピーチリズムの習得には、強弱感の強い躍動的なリズムを持つ歌やチャンツ、ナーサリー・ライムが有効な手段になる。Linc kids Englishではこの点を考慮したリズム指導を教材に織り込んでいる。
8)児童にとって興味深い語が楽しい雰囲気の中で展開されていること
児童にとって興味深い話が、楽しい雰囲気の中で展開さている教材を作成したつもりである。高学年の児童は現実の出来事、文化の差を正確に観察することができる。教材に盛り込む話は、児童情感に訴えるもの、知的好奇心を呼び起こすものでなければならない。
9)遊びの要素を多量に入れてあること
Linc kids Englishには学習者の発達段階に合った遊びの要素が多量にくみこまれている。伝承童謡、ナーサリー・ライ ム、フォークソング、ジャズ・チャンツ、ゲーム、パズル、詩、暗唱、スピーチ、劇(放送、舞台)、ごっこ遊び、ロールプレイ、などが利用できる。このような変化のある楽しい活動において、既習事項が自然に繰り返して使われるように配慮されていれば、継続学習による効果は目覚ましい ものになると期待できる。
10)音声録音テープ、動画などの補助教材が付属していること
児童の「聞く・話す」能カの養成には音声教材は欠かせない。低学年に対してはゆっくりした話し方の英語で聞いてもいい。学年が進み、口頭によるcommunicative competenceが高まるにつれてnatural speedに近づけるという配慮があればよい。Linc kids Englishは豊かな授業を展開するための必要な情報を提供する「指導案」を備えている。
成長発達段階別の学習態度
<幼児期>
幼児期には自分が聞いたとおりに反応できる。音によってインプットされたものに対するアウトプットは、量的には少ないが音を分別する能カは高い。リズムにのって体を動かすことができ、英語の句や文を真似るときには、発音は不完全でも、イントネーションは正しくつけられる。
<1、2年生>
自分が聞き取って理解したことを、積極的に表現できる。幼児期と同じ,聞き取れない部分はあまり気にしない。音のかたまりのまま聞き取り、句や文を単語に分解しようとしない。1年生よりも3年生のほうが生活経験が豊かで、日本語での言語表現も複雑になっていることが英語を聞き取る上でも役立っている。リズム感、音感も発達し、歌を聞いて喜ぶだけでなく、積極的に歌おうとする。絵を見ながら話の推移を理解して,その絵の話について語られる英語を聞くことができる。そして関心の強かった部分を自分でも言ってみようとする。
<3、4年生>
9歳から1O歳になるところで、3年生ぐらいまで維持していた音声に対する柔軟性、インプットされるものをそのまま需要しようとする態度が少しずつ消えていく。インプットされたものについて自分で考え納得したいという気持ちが現れる。聞こえたものに対して元気よく反応するだけでなく、聞き取れなかった部分があることに気づきはじめている。聞こえた部分を頼りに、積極的に反応し表現したい気持ちはまだ強い。文のストレスやイントネーションを表現することができる。
<5、6年生>
4年生までの英語の音声習得が順調に行われていると、英語を聞き取る能力も大いに伸びる。分からない部分を常識で類推しようとする。しかし、この時期に入ると聞き取れなかった部分を「分からなかった」と意識しはじめる。聞こえてはいたけれど分からなかった部分が気になってくる。とくに6年生になると、全部聞き取って全部理解し、全部日本語で説明できれば完全な英語で表現できるのではないかと考えはじめる。英語を学習する心理的な準備ができてくる。
学年別題材・語彙の選定
<幼稚園から小学1、2年生>
身振り表現を使った歌やライム。
身のまわりの語彙と表現。
短い句や文によるゲーム化された表現活動。
聞いて分かる語彙≒500語。
低学年では学習態度が受動的で自ら表現する能カは十分育っていないことが多い。したがって自分で使える語彙は,名詞を中心とした限られたものになる。
<3、4学年>
歌・ライム。
自分のことを表現し、友だちの話を聞く。
知っていること・好き嫌い・自分でできることなど身近な表現活動。
聞いて分かる語彙≒800語。
身近なことを表現するのに使える語彙≒300語。
外来語を中心に聞いて理解できる語彙は多く,それを頼りに「聞き取り」の力を伸ばすことができる。
<5、6学年>
ストーリー性のある歌・チャンツ。
少し長めの物語を聞く。
聞いて分かる語彙≒1,200語。
自ら使える語彙≒500語。
個々の子どもが表現したい内容に必要な単語を学習する。